22日の北京五輪最終予選初戦のベトナム戦に臨む19人が発表されました。
試合当日はベンチ入り18人に絞られるはずです。
正直、かわりばえしないっすね。
U-22日本代表のメンバーです。
GK 山本海人(清水)
松井謙弥(磐田)
林彰洋(流通経大)
DF 伊野波雅彦(F東京)
水本裕貴(千葉)
細貝萌(浦和)
青山直晃(清水)
安田理大(G大阪)
内田篤人(鹿島)
MF 本田拓也(法大)
水野晃樹(千葉)
梶山陽平(F東京)
青山敏弘(広島)
柏木陽介(広島)
家長昭博(G大阪)
本田圭佑(名古屋)
FW 平山相太(F東京)
李忠成(柏)
岡崎慎司(清水)
いや、ムダにかえてくれなんて野暮は申しません。
でもU20世代から林、安田、内田、柏木の4人が入ったとはいえ、2次予選のときからコアな部分は変わってないんです。
GK西川はけがで仕方ないにしても、
続けてきた3バックで行くなら
GK松井
DF水本、伊野波、青山直
MF水野、梶山、青山敏、本田圭、家長
FW平山、李忠成
ってとこじゃないでしょうか。
4バックなら左右のDFに安田、内田が入ると思いますが・・・。
思い出すのは2次予選開始前の反町監督の言葉。
「このメンバーで最終予選まで行くようでは苦しい。新しい選手が出来てきてくれないと困るよ。勢いなくなるし」
ちょっと、待ってよ。
想定した最悪のパターンじゃない?
カレンが抜けて、増田が抜けてと、多少の出入りはあったけど、ホントに11人ほと
んど変わってないんですよ。
ベトナムはアジア杯で日本と戦ったメンバーが11人いるそうです。
カタール、サウジはお約束のように引いて守ってカウンターという形で日本の稚拙な攻めを封じてDF裏をねらってくるでしょう。
4チーム中1チームだけが出場権を得るサバイバル。
ホームの初戦で組内ではもっとも与しやすいとみられるベトナムに勝ち点を落とすことがあれば、いきなり窮地です。
6試合をトータルで考えず、1試合1試合が決勝戦の感覚で本気でピッチに立たないと、4大会連続の出場、苦しいと思います。
Jリーグの水曜開催。お盆はかき入れ時ですからねぇ、Jリーグも。
足を運んだカシマスタジアムは鹿島と千葉の対戦。自分の記憶の中ではきょうのカシマは一番暑かったです。風がないし、空気が止まった感じで。
お客さんは19600人でした。

で。内容ですが・・・。
鹿島強し、千葉弱し。ひとことでいうとこんな感じです。
前半19分に先制された鹿島は
前半25分に新井場の豪快なミドルで追いつき
前半31分に小笠原のまたもミドルで逆転。
わずか12分で逆転ですよ。
さらに
後半40分に内田が得たPKを小笠原が決めだめ押し。
相手の出足を土俵際で受け止め、じわりじわりとにじりよる押し相撲のような感じで勝った感じでしょうか。
小笠原は
「いかなくていいところ、いくところが全員共通で考えられている」
といいました。
これ、強いチームの必須アイテムです。
だから、かさにかかって攻めてわずか12分で逆転できる。
逆に3点目が奪えなかった後半40分まで、千葉の攻撃をしのげる。
要はメリハリがチーム全体で破綻無くつけられている。
G大阪がこけて、浦和が追走した「2強」を追うチーム力は整ったと考えていいと思います。
ひるがえって千葉。
アマル・オシム監督は
「要は選手の質の問題」とまでいいいました。
DF水本は「1点が取れる力があることはわかった。あとはそれをどう守るのか。それにしても鹿島は強かった・・・」
どう守るのか、と考えているのがいかにも千葉らしくない。
鹿島より運動量が少ない千葉なんて想像できます?
少なくてもきょうのピッチではそうでした。
相手のマークをはがす、いわゆる「ムダ走り」がない。
相手のマークを外す、いわゆる「追い越し」もない。
相手をかきまわす、売りの「運動量」もなかった。
特徴とか、らしさとかいわれるものをチームが失うと、間違いなく、そのチームは不調に陥ります。
好調時の千葉なら守りより、攻めきることで相手を凌駕したはずです。
その姿をささえた圧倒的な「走力」をもう一度取り戻せないと、降格圏が現実的になると思います。
何だか1年足らずで立場逆転ですね。
昨年のナビスコ杯決勝で千葉が勝った際には「修羅場に場慣れしている千葉と、長くタイトルから遠ざかっている鹿島の差」なんて趣旨のことを紙面で書いた記憶があります。
上位をかきまわしそうな鹿島、降格圏から抜け出せるか正念場の千葉。
今後のJリーグでチェック必須の2チームの現状でした。
2カ月も経過してたんですねぇ。
ご無沙汰しましてすみません。
なんだか、最近、こんな書き出しばかり。反省します。
さて。日本代表の発表に行ってきました。
「12人」ですよ。発表した人数。
確か、オシム監督の最初の会見が「13人」。
歴史はくりかえされましたね。
まだ試合が残っている団塊での発表はコアなメンバーのみ。よくもわるくも一貫していますね、オシム監督。
GK川口、楢崎
DF中沢、加地、闘莉王、駒野
MF橋本、遠藤、中村憲、鈴木、阿部、今野
以上です。
FWが1人もいないのが示唆的ですねぇ。
「これからの2試合をみて決めたい。新しい名前は入ってくるかもしれない」
「リストにはたくさん選手がいるから、20人ぐらいならソラでいえますよ」
要は決め手に欠けるわけです。FW陣は。
新戦力が入ってくる可能性はある。
候補の集団には20人もの名前がある。
アジアカップで決定力不足だった攻撃陣に奮起を促すと同時に、新戦力を発掘したい指揮官の意向が如実に表れた会見だったと思います。
まぁ、FWに限らず、アジアカップで見た日本への最も大きな不満はゴールに向かわない姿勢です。
11日に再開されたJリーグで柏と引き分けた浦和の闘莉王が
「チャンスの数で勝てるゲームじゃない」
と話してましたが、この気持ち、代表にも浸透してほしいものです。
久々の更新です。すみません。
なんだか、代表戦シリーズ、Jリーグの連戦と、わたし自身連戦で、紙面以外まで手がなかなか…。
と、いいわけはこのくらいで。
スポーツカメラマンの岸本剛さん(フォート・キシモト所属)が昨年のドイツW杯から1年を機に、「選手のいない写真集06’GERMANY」を発売しました。
まぁ、こんな美しい装丁です。

(画像は「FOOTRACK」ページより引用させていただきました)
ベッカムも、中田英寿も、ロナウジーニョも…
いないんです!
でもねぇ、これがグッとくるんですよ。
国際大会って、取材現場はピッチの上ばかり追いかけます。だから、僕の目には触れなかったものがいっぱいつまっている。
ピッチからゴールポストを片づけ、タバコに火を点けてフッと息をつくグランドキーパーのおじさん(上記画像左下)とか、ペレのオブジェの横でサッカーボールの〝化粧〟を施されてたたずむテレビ塔とか。
ピッチをまばたきもせずに見つめるサポーターの表情も切り取られてるし、町にあふれたサッカーのグッズ、サッカーボールをかたどったパンなんてものもある。
W杯は選手が作るわけではないんですね。
彼らが引力となって集まってくる人々によってこそ作られるものなんだ、と実感します。
どこの出版社も企画はおもしろがるけど、いざ出版となると採算性をたてに首をふらなかったところに、企画会社とのコラボの話が持ち上がり、写真展やインターネットで出版を求める署名運動などをして実現したそうです。
販売はインターネットのみで、しかも1000部しかないです。興味があるかたは、ぜひ岸本さんがコラボしたサイト「FOOTRACK」まで行ってみてください。
ワンクリックでOKですから。
http://www.footrack.jp/
一般の方々に見てもらったほうがいいと思って、僕自身はまだ購入していませんが、万が一、ドイツW杯決勝戦があった7月9日まで販売サイトが続いていたら、購入しようと思っています。
こんばんは。
いやー、サッカーくじ、「炎上」が続いてますね。
14日も一部のお店で販売終了時間を繰り上げて対処したそうですから、購入者には「買いにくいくじ」の印象が戻ってきているかもしれません。
詳細は、全国に約2000店舗ある販売特約店で1時間、約7000店あるファミリーマートで30分、販売時間を短縮しました。
特約店はコンビニがない地域で販売場所として機能している貴重な存在でしょうし、ファミリーマートしか近所にない方々も購入のチャンスを逃した場合があったと思います。
12日に締め切られた回も「ビッグ」の当せんはなく、キャリーオーバーは約15億円にふくれあがっています。日本のくじ史上最高の「6億円」が出る可能性、購入者の期待は加速度的に高まっているんでしょうね。
こんな状態が来ることを想定していなかったのが、販売元の日本スポーツ振興センターです。
正直、情けない。
低迷打開のため、サッカーくじ特有の醍醐味、予想の作業を捨て、コンピューターが全試合を予想する「ビッグ」を導入したはずでした。「最高6億円」という高額当せん金を掲げたのも、売り上げを上げるための手段だったはずです。
にもかかわらず、1日に10億円、20億円売れても壊れないシステム構築をしていなかった。
売り上げを上げるために導入したくじが、「6億円」といううたい文句で思惑通りに売れている。
なのに、自分たちのシステムが壊れて、信用と潜在的な売り上げを逃す。
何という矛盾でしょう。
結局、その場しのぎでシステムも商品開発もやってきたということでしょうか。少なくても、僕はそう感じざるをえません。だって、商品のねらいと、それを受け止めるシステムの整合性が取れてないのは事実ですから。
【5月15日午前1時追記】
販売を15日は中止し、16日以降の販売の予定もたっていない旨の発表が、日本スポーツ振興センターからありました。
サーバーの容量を増強して万全を期す時間を作るようです。
コンピューターシステムの詳細は僕自身詳しくありませんが、1日再開が遅れれば、それだけこれまで以上に購入者が殺到することは容易に察しがつきます。
失敗はもう許されないでしょう。
川崎の我那覇選手、ドーピング違反の処分が出ました。
6試合の出場停止。チームには1000万の罰金が下されました。
正直、軽い、重いの判断はつきかねています。
禁止薬物を使用した永久追放の例は枚挙にいとまがありませんが、静脈注射という禁止行為のみ、禁止薬物なしということが表に出てきたのは極めてレアケースだと思います。前例が皆無なわけで、本当に難しいです。
むしろ、違和感を覚えたのは
ドクターの処分です。
鬼武チェアマンは会見で「ドクターはクラブの一員として制裁される。(Jリーグのドーピング禁止)規程にはドクター(の罰則は)入っていないし、チームに一任せざるを得ない」という趣旨の説明をしました。その中で「ドクターの責任は重大だと思う」とも話してたのです。
だったら、処分すればいいのに!
と、思うのはわたしだけでしょうか。
チェアマンは、各種委員会はもちろん、理事会までの最終決定権を持っています。
ですから、理論上は、7日のアンチ・ドーピング特別委で出た結論にドクターへの処分を加えることは可能だった、ということになります。
チームの判断に任せることで、逆に川崎は事の重大さをより感じることにはなるかもしれません。一方で「丸投げ」感もぬぐえません。
Jリーグはほかに30ものチームを抱える「プロリーグ」です。初のドーピング違反事例は、処分も含めて、裁判でいうところの「判例」になります。
シーズン前にドクターの連絡協議会で、今季からは、静脈注射は基本的に違反と伝えられていたそうです。強化部長会議、社長が集まる実行委員会でも通達があったそうで、川崎の中での情報共有の甘さ、各部署の風通しの悪さも感じます。
医学的な知識を比較すれば、ドクターより明らかに劣っているであろう我那覇選手個人には処分を下し、ドクターにはリーグとして処分を下さないのは、どこか釈然としません。
6日、Jリーグの大分―広島戦で審判のミスがありました。
新聞記事的に書いてみます。
Jリーグ規律委員会は7日、J1大分―広島戦(6日)の後半34分に大分MF藤田義明に与えられた警告について、主審の「人違い」だったことを確認、累積警告には算入せず、本来、処分を受けるべき大分DF三木隆司の累積警告に算入すると発表した。
広島FWウェズレイを倒したのは三木だったにもかかわらず、長田和久主審は「人違い」で藤田に警告を与え、すでに1枚警告を受けていた藤田が退場処分となった。ただし、「主審の決定は最終である」とのルールに基づき、公式記録は変更されない。
つたない文章で恐縮ですがおわかりいただけましたでしょうか。
要は、イエローを出すべき人間に出さず、ほかの人間に出して退場処分まで下した。、ということです。
はっきりいって
大ミス、恥です。
長田主審と審判団が犯したことを列挙しましょう。
1、反則があったと認めているのに、その選手をきちんと確認していない。つまり、プレーをつぶさに見ていなかった可能性が否定できない。
2、すでに警告を受けていた藤田選手に先入観をもっていたと疑われても仕方がない。
3、副審2人、第4の審判を含め、誰一人、正確に判定の場面を見ていなかった。あるいは正せるだけのコミュニケーションをとっていなかった。
というようなことが考えられます。
これは「誤審」ではない。
シミュレーションを見逃した、タックルが足に当たっていないのにファウルになった、あるいはその逆、というのが誤審でしょう。つまり、プレーの流れの中で起きたことについての判定を誤ることが「誤審」ですよね。
「過失」です。
医療現場で注射薬を取り違えれば命にかかわる結果が待っている可能性があります。
買った洋服と違うものが袋に入っていたとしたら、これはお店が訴えられてもおかしくないですよね。
このような「過失」は責任を問われるものです。
現に大分は11分間を「過失」によって10人で戦うしかなかった。そして敗れた。
僕は現場でそのシーンを見ていないので詳細はわかりませんが、最終決定権を持つ主審、審判団の方々には、改めて責任の重さを痛感してほしい。
あなたがたのさじ加減で、試合は簡単に壊れるんです。
一生懸命やっている、で済ませるようなことは子供でもできます。結果で示してほしい。進歩を示してほしい。
「ブーーーーーーーーー」
「ブーーーーーーーーー」
今季最多の5万7440人が詰め掛けた埼玉スタジアム。
後半早々に千葉の斎藤が退場したのに、追いつかれ、勝ちきれなかった選手へのブーイングは、まるで地鳴りのように重く、ずっしり響きました。
ホントすごいですね。この声は。
浦和のサポーター、勝てる試合に勝てないと容赦なく選手の尻を叩きますねぇ。
この姿勢、チームを成長させてきた大きな要因でしょう。
シュート17本は千葉の8本を大きく上回りました。
チャンスはものすごく多かった。
けれど、ゴールが割れない。
オジェック監督は「こんな日もある」と、ある種の開き直りを見せましたが、僕はそうは思いません。
結果には原因があります。
1、単純にワシントンに合わせるクロスが多い
2、中央からサイドへのパスが前節の鹿島戦に比べ少ない
3、90分集中を保てない
1、2は千葉の守備をしやすくします。ゴール前を固めて待ち構えていればいいんですから。それじゃなくても、1人少なくなった千葉は、守備からのカウンター以外の選択肢を失っています。もっと前後左右の揺さぶりが必要でした。
3は連戦の影響が大きいと思いますが、テンポが上がる場面と下がる場面の落差が激しいと感じました。一度下がったテンポを上げるには相応の労力を要します。冷めたエンジンが温まるのに時間がかかるのと同じです。もう少し、同じテンポで、運動量が安定すれば安定した戦いが続けられると思います。
まだまだACL、リーグと強行日程が続きます。
サポーターの怒りを糧に、「二兎」を追ってほしいですね。
昨日(1日)の話で恐縮ですが・・・。
我那覇のドーピング問題です。
状況はニュースに譲るとして、ドーピングコントロール委員会の青木治人委員長から聞いた話をまとめると、まぁ、こんな具合です。少々、乱暴ですが。
「ドーピング規程に抵触する行為と判断しました。静脈注射はぜんそくの発作などの緊急時以外、認められていませんし、もし静脈注射を行う場合、ドーピングコントロール委員会の承認を得なくてはいけません」
疲労を訴えた我那覇に対し、川崎の後藤秀隆チームドクターは「緊急」であると判断し、「承認は必要なし」と考えていなければ、先月23日にニンニク注射を打った理由の説明がつかないわけです。
Jリーグは今年、ドーピングの定義を拡大しました。
昨年、横浜Cで今回と同じ「にんにく注射」の大量使用がわかったことがきっかけで、昨年までは、禁止薬物が検出された場合のみ、処分対象としていたので制裁は科されなかったことを反省してのことでした。
今季は世界反ドーピング機関(WADA)、WADAに従う国際サッカー連盟(FIFA)と同一とし、静脈注射などの「禁止行為」も処分対象となりました。1月には静脈注射は原則禁止で、医療上根拠があり、ドーピングコントロール委の承認があった場合に認める、との内容を記した通達も出しています。
ここまで規程面が整った中で、チームドクターが「知らなかった」といっても説得力はないでしょうし、選手もドクター任せにせず、自覚が必要だったと思います。
静脈注射は青木委員長によると「マスキングの恐れがある」そうです。
つまり、静脈から栄養剤でも生理食塩水でも体内に入れれば、ドーピングの禁止薬物などを薄める可能性があるということ。その事実が静脈注射そのものを原則禁止にしている根拠だそうです。
僕が勝手に解釈すれば「ドーピングをしていないのなら
ば、疑われる行為もしないでほしい」ということではないでしょうか。
でも、ここから先の判断はすごく難しいでしょうね。
Jリーグの規程では、選手にはけん責から無期限の資格停止まで4段階の処分が明記され、チームにも3000万円以下の制裁金を科すことができる、とされています。
我那覇は出場を自粛して過ごしているし、情状酌量を求めたい部分も個人的にはありますが、禁止事項を破ったことは間違いありません。
前例がないだけに、我那覇本人、チームのそれぞれにどのような判断が下されるのか、正直、見当がつきません。Jリーグにとっては、今回の判断が今後の基準になる可能性が高く、慎重に結論を出す必要があるはずです。
こんばんは。
国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長、またまた飛ばしましたねぇ。
不測の事態で南アフリカでの開催が不可能になった場合、代替開催地の候補の一つに日本が挙げられた、ということですが。現地で話を聞いたわけではありませんが、とても本気だとは思えません。
この会長さん、日本に対しては「前科」があります。
年末に開かれる「クラブW杯」で開催国枠案を約束しながら、昨年はお流れになりました。
僕個人として開催国枠設置に賛成しているわけではありません。ただ、このブラッター会長が以前にも、過剰なリップサービスで周囲を躍らせたことがあった、ということを言いたいだけですので、あしからず。
日本が候補の1つとして挙がったことについて、日本協会の川淵三郎会長は冷静でした。
「1000に1つ、いや万に1つもないでしょう。日本の開催能力が評価されたことはうれしいけど。南アで無事に開催されることを願っていますよ」
競技場の数、質、スタッフの経験値、とどれをとっても日本は世界有数の開催能力があります。まだ5年前に世紀の舞台を経験したばかり。その遺産は大きく残っています。そのような環境への評価という受け止め方は、きわめて妥当だと思います。
そもそも、各大陸持ち回り開催を提唱し、2010年のアフリカ開催はブラッター会長の肝いり案件。簡単につぶれては会長の舵取りそのものに疑問が出てきます。
でも、1つ不安があります。
南アフリカは首都のプレトリア、大都会のケープタウンでさえ犯罪率はきわめて高く、昨年のドイツW杯で世界中のジャーナリストと話して常に「本当に無事に開催できるのか」という話題は尽きませんでした。
ブラッター会長は「南アで自然災害などが起こった場合」と前置きし、「何とか南ア開催の方法を探るが、無理な場合は別の国でやらなければならない」として、日本のほかイングランド、米国、メキシコ、スペインを挙げたそうです。
米国は女子W杯を、メキシコは1970年W杯を代替開催した実績があります。イングランド、スペインは欧州での連続開催になりますから、2010年の開催は現実的でないと思いますが、国内リーグの隆盛から、環境面は申し分がないでしょう。
日本はこれらサッカーの環境が整っている4カ国と対等に評価されていることになります。
もし、もしも、ですよ。
川淵会長が話した、万に1つの可能性が生まれたら、世紀の祭典が、日本で開かれる余地は十分にあることは間違いありません。


by 榊輝朗
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